日常が内包するまたたきのようなもの。
岡本氏の写真を見ていると、あたたかい光が心に染み入るような気持ちになる。
日常をすくいとることで見つける小さなまたたきがそこにある。
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2022年の終わりが近づいたころ
何かに取り憑くかれたようにカメラを持って
中央線沿いを歩き始めた。
新宿から立川まで約30kmの道のり。
気の赴くままに歩き続けて
時には水を飲むことも忘れ
喉がカラカラになった日もあった。
気づけば日常風景に潜む
やわらかさやあたたかさを纏うもうのを追いかけていた。
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