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Living with a sewing machine. / No.9 masa*
¥1,000
SOLD OUT
「二人の部屋 a room of photo and antique」に合わせて制作されたzine。 アンティークミシンをイメージした作品だけあって、実際のミシンで縫われた糸綴じやレース糸があしらわれており、繊細で美しい。
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人生は旅! / No.42 大高 江美 Emi Ootaka
¥1,500
道東の美しいシーン一つ一つが、目に飛び込んでくる。 大高氏が旅をしながら心とカメラ、両方のシャッターを切った写真たち。 日本、とりわけ北海道は本当に広大で、そして美しい。 私にとっても、何度でも訪れたくなる場所。 冒頭の、大高氏のコメントの一文が印象的だった。 「わたしにとって人生そのものが旅! 旅するように生きていきたいと思っています。」 旅するように生きる。 何と魅力的な生き方だろう。 心をふっと軽くして、日々を旅ととらえ、歩んでいきたくなる一冊。 A5変型スクエア 48ページ 1,500円
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波音 / No.21 tomohan
¥2,800
SOLD OUT
波音 / No.21 tomohan 2021年6月にフォトカノンで開催された同氏の個展「波音」に合わせて制作された作品。 ページをめくっていると、その場の空気の湿り気や生ぬるい風がまとわりつく感覚を覚える。 そして、絶えることのない波の音が聞こえてくる。 tomohan氏がシャッターを切ったときに心に焼き付けた、記憶の中に入り込んでいく。 ------------------------------- 海の写真を眺めていると、波の音が聴こえてくる 波音とともに、いつかの海の記憶と感情が蘇り やがて、想い出も一緒に眺めている自分に気づく A4サイズ 72ページ 2,800円
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GLOWING MOMENTS / No.21 tomohan
¥1,200
SOLD OUT
GLOWING MOMENTS / No.21 tomohan ワイヤー入りのガラス越しに映る人々の足元。 その時の太陽の位置で差し込む光の向きが変わる。 日々の暮らしが輝くベールによって映し出されるシリーズ。 ------------------------------- 窓際に座り通りを行き交う人を眺める ガラス越しにほんの数秒間、彼/彼女らが生きる時間に思いを馳せる 午後の日差しが喫茶店の窓ガラスを照らした時 ワイヤー入りのガラスは輝き、目の前の通りを明るく包み込んだ ガラス越しに眺める足取りは輝くベールに包まれて軽やかに映り 僕はこの光景をかけがえのない出会いのように感じて その気持ちを大切に目の前の光景を写真に収めた 日常の中にある「輝かしい瞬間・GLOWING MOMENTS」を想いながら 14.8cm×14.8cm 48ページ 1,200円
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JARDIN / No.22 市ノ川 倫子
¥2,500
そこにあるのは、市ノ川氏自身の内なる庭で育てられてきた作品たち。 写真なのだが、写真を飛び越えた何か。 積み重ねられた層の中には、物質的な美しさを二次元でとらえた複雑な要素が絡み合っている。 改めて、写真表現について問いかけてくる作品。 ---------------------------------------------- 言葉は 失う 形は 変わる 意味は 消える 世界は 閉じる なくなったものを ひとつひとつ拾い集めて 私は私の庭で 何を育てる ---------------------------------------------- 今作「JARDIN」では、今まで発表してきた多重露出の作品をベースに、写真にペインティングやコラージュを施し偶発性を掛け合わせて作ることで新しい価値を生み出すフォト・ブリコラージュの手法によって“内なる世界=自分の庭“を表現しました。 自分の身近にある素材を使用し、手を動かして作業することによって生まれた作品を、再び写真に撮ることで二次元に落とし込む行為を繰り返し、何重にも積み重ねられたレイヤーは記憶の積層でもあり、時間の積層でもあります。 出来上がった作品には自身がこれまで過ごしてきた経緯が映し出されていて、それは自分が描いてきた心の中の庭そのものでした。 現実を写す『写真』を土として、深く生み出されていく一つの庭から、美しさと共に写真表現の新しい可能性を感じていただければと思います。 21×21cm、32p
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拝啓 辰野金吾様 東京駅 さらなる100年へ / No.41 小林真佐子
¥3,000
小林氏が撮り続けているもの、それは「100年後に残したいこと、もの」 100年の時を超えて受け継がれている伝統、技術、日本人の精神。 東京駅という美しい美術建築を通じて、我々日本人の意識にそれらが語り掛けてくる。 小林氏から東京駅を建築した辰野金吾へ送る尊敬の念を込めた書簡とも言える写真集。 ----------------------------------------------------- <拝啓 辰野金吾様 東京駅 さらなる100年へ プレスリリースより> 「東京駅の美」に宿る魂に触れる一冊 2021年5月19日に、小林真佐子写真集『拝啓 辰野金吾様 東京駅 さらなる100年へ』が発売になります。写真家・小林真佐子が5年以上にわたって撮影を続けてきた「リビング・ヘリテージ(有効活用されている文化遺産)東京駅」。日本の美術建築のパイオニア・辰野金吾が創建した理念を受け継ぎ、100年後の現代に至るまで、数多の卓越した職人の技術と先進の免震構造で受け継がれた稀有な建築の美を、辰野金吾を敬愛する写真家の眼差しから再発見。不易と流行を懐に収めつつ、誰も知らない日本文化の粋(エッセンス)・東京駅のポートレイトから、日本人が大切にしてきた伝統の継承と進取の気概が伝わってくる一冊です。アートディレクターは三村漢氏。表紙には額司游游雅・宮井譲氏の額を使用。レンガの時計に包まれた東京駅を表現しています。 〈著者・小林真佐子より〉 日本の近代化を象徴する美術建築を造った辰野金吾さんはもちろんすばらしいです。さらに辰野さんを尊敬して東京駅を保存・復原した人々の想い、伝承されていない職人技を再現しようとした現代の職人たちの葛藤などを知るにつれ、復原された東京駅のこだわりの細部が今までと違ったものとして目に映ってきました。東京駅の継承は、単に建物の継承ではなく、それを造る優れた技術の継承、日本を豊かにしたいという当時の人々の想いの継承だと思うようになりました。 いま、国際社会のなかで日本は元気がありません。明治・大正期ほどでないにしろ価値観の変換を迫られています。こんなときだからこそ、近代国家を造ろうとした時代の熱い想いが詰まった東京駅を、一度ゆっくりと眺めてほしいと思います。そして、先人たちの想いを継承していきたいと思います。 A4変形型 80ページ 3,000円
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Spice / No.40 さやか
¥1,500
それは花の写真のようで、花の写真ではないような気もする。 さやか氏が写真で描き出す花たちは、その存在感で見ている私たちに何かを語りかけてくるようだ。 それは、組み合わせ次第で色んな刺激をプラスできる、スパイスのよう。 ------------------------------- 『Photo × Flower』 組み合わせることで増す深みに、 わずかな刺激を込めて。 いつだって写真は新しい可能性を示してくれる。 21×21cm 30ページ 1,500円
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UTAKATA -vol.2 / No.38 岩本 美和子
¥1,100
UTAKATAの第2集。第1集と同じく、岩本氏の思いが写真とともに詩で表現されている。 「善い心も、そうでない心も 綺麗なものも、そうでないものも」 清濁併せのみながら、岩本氏も私たちも、生きていく。 ------------------------------- UTAKATA - 夢と現実の狭間で 人は不惑というけれど、時おり時間が過ぎていく “早さ” を感じる瞬間がある。 目紛しく変化する日々の中で、大事なことを見過ごしてる焦燥感。 そんな時、私は身の廻りの「あたり前の風景」や「日常」を見据えるようになりました。 自然の摂理の中で、人は無力で人としての営みを繰り返しているという感覚さえ覚える。 そこに懸命に生きている人を美しく、また愛おしく思うのです。 - - - 詩を書くのは、心が揺れ動いた時、忘れないよう書き留めておきたくて 善い心も、そうでない心も 綺麗なものも、そうでないものも 言葉に置き換えることで、自由になれることを楽しみながら 自分のための言葉だけど、どこかの誰かに届くことがあれば幸せです *自由詩 15編 A5 32ページ 1,100円
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UTAKATA / No.38 岩本 美和子
¥1,100
吐き出すように綴られた少し毒っ気のある言葉たちに、メロディーのような写真が寄り添っている。 聴覚ではなく、視覚で歌を聞いているような写真詩集。 ------------------------------- UTAKATA - 夢と現実の狭間で 人は不惑というけれど、時おり時間が過ぎていく “早さ” を感じる瞬間がある。 目紛しく変化する日々の中で、大事なことを見過ごしてる焦燥感。 そんな時、私は身の廻りの「あたり前の風景」や「日常」を見据えるようになりました。 自然の摂理の中で、人は無力で人としての営みを繰り返しているという感覚さえ覚える。 そこに懸命に生きている人を美しく、また愛おしく思うのです。 - - - 詩を書くのは、心が揺れ動いた時、忘れないよう書き留めておきたくて 善い心も、そうでない心も 綺麗なものも、そうでないものも 言葉に置き換えることで、自由になれることを楽しみながら 自分のための言葉だけど、どこかの誰かに届くことがあれば幸せです *自由詩 15編 A5 32ページ 1,100円
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今日の十二枚 / No.3 八木 香保里
¥2,500
SOLD OUT
フィルム一本分、十二枚。 その日あったできごと、気になったもの、きれいだなと心が動いた何かを一つ一つフィルムにおさめる。 心に浮かんだそれらにまつわる記憶を、とつとつと綴る。 八木氏の日々のくらしの泡が、浮かんでは消えているような一冊。 ------------------------------- 私が普段使っているカメラは、一本のフィルムで写真を十二枚撮ることができます。 何をどんな風に撮ったかを知るには、フィルムを現像しプリントやデータにして 見える形に起こさなければなりません。 撮影の途中で何を撮ったか思い出せるように、この春からメモをとるようになりました。 草や花を撮り歩いた日なら「草、草、花、花、花、花、花、草、草、猫、猫、草。」で フィルム一本分。そのメモを「今日の十二枚」と呼んでいます。 今年は未曾有の感染症で何をするにも「大丈夫かな」と立ち止まる機会の多い一年と なりました。いつもなら気兼ねなくレンズを向けていた物や場所も「撮っていい?」 と一呼吸おいてシャッターを切ることが増えていきました。 しかし、自粛生活を強いられるなかでも写真を撮り続けていると、自分がどのような 場面を「見える形に残したい」と考えているのかがより明確に分かるようになって いきました。日常からすくい取る光景は他愛ないものばかりですが、それらは私に 生きる指針を断片的にでも見せてくれます。 「今日の十二枚」では、年が明け禍の春を経て新しい生活様式に至る2020年を私の視点でまとめました。「いま、このとき、こんなことがあった」という光景を 残しておきたくて撮った写真です。 見返すたびに、困難な状況で写真を撮るときのヒントをもらっています。 皆さんの眼に私の写真はどのように写るでしょうか。 B6版縦、70ページ 2,500円
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旅と山と、vol.5 / No.0 saorin
¥800
旅と山の写真案内サイト「畔の窓」のアナログ版小冊子「旅と山と、」です。 畔の窓→ http://mado.fotori.net/ 旅と山と、vol.5は、ハワイのかわいいもの特集と、夏が来れば思い出す♪の尾瀬。 Colourful、Yummy!Marketなど、ハワイの魅力をテーマごとに盛りだくさんにお伝えしています。 また、尾瀬は「あゝ充電」のコラムを収録。 毎号のレギュラー連載、今日の山ごはん、手ぬぐいコレクション、心の山小屋など、旅と山好きな人にぜひ手に取ってもらいたいシリーズです。 B6サイズ、42p
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ふしぎな森 / No.8 金子美香
¥600
天気に誘われ、森の中を散歩していると、木の実を拾う。 すると、あら不思議。コゲラ、ツグミ、エナガ、ウグイス・・・森に住む鳥たちの言葉がわかるようになった。 コゲラはギィギィ、コツコツ ツグミはキョ キョ キョ エナガはツイッ ツイッ ウグイスはケキョ ケキョ ・・・ 耳を澄ますと、鳥たちのにぎやかなさえずりが聞こえてくる。 森と鳥たちの小さな物語が、写真と金子氏のイラストと共にかわいらしく綴られている。 CDサイズ(121×120mm)、36ページ 600円
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街が輝く瞬間(とき) - Sketches of Ordinary Town - / No.37 Hiroshi ISHIZAWA
¥1,000
普段、意識しなければ通り過ぎてしまうような何気ない街の風景。 本当に何でもない景色のようでいて、けれども見た瞬間ふっと心がざわつくような、そんなシーンが淡々と石澤氏の眼差しで切り取られている。 ゆっくりと街歩きしてみようかな、そんな気持ちになる一冊。 ------------------------------- 15年余りにわたって東京、横浜、川崎などを歩き、街角で見つけた光と影の記録。普段見過ごしている何気ない風景の中に現れる美しい一瞬。 ーそんなにはやく歩くと きっと大切なものを素通りする。 よそみをせず静かにあるこう。ー ~菅原克己 大切なもの より A5変型 36ページ 1,000円
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街への扉 - Sketches of Ordinary Town - / No.37 Hiroshi ISHIZAWA
¥1,000
2020年の緊急事態宣言下で、石澤氏がとらえた街の記憶。 コロナ禍の非日常と、変わらない日常が交差する様子が、ステレオ写真(=立体写真)で表現されている。 付属の赤青眼鏡でぜひ。 ------------------------------- 2020年4月、かくいうぼくも、街への扉を探していた。 いくつものドアのひとつが、平穏な日々に通じていると固く信じて。 コロナ禍による緊急事態宣言を前にして、まだオリンピックへ向かう熱気が感じられた、日々変わりゆく、そして変わらない日常をステレオ写真でとらえた街の記憶。 A5変型 36ページ 1,000円
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After the snow 長崎 春待ちひとり旅 2020 / No.20 金子 明美
¥1,000
ーダイヤモンド・プリンセス号が世間を騒がせていたころ、私は初めて長崎を旅した。天候は雪。まずはじめに向かった浦上の街を、足音を忍ばせるように静かに静かに歩いた。ー 金子氏が2020年2月に訪れた長崎の旅が当時のエピソードとともに写真で綴られている、いわば旅のエッセイzine。 雪の中、見学者が途絶えたグラバー邸は、静寂に包まれているかのよう。窓から差し込む光と、邸内のかつて使われていた家具たちとの共存が美しい。 いわゆる観光地なのに、そう思わせない写真が見事だ。 最後のページには、「My journey is not complete.」とある。 金子氏の旅はまだまだ続いていくようだ。 A5サイズ 44p 1,000円
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瞬き2 ワンパト / No.15 木全 裕美
¥1,200
「突然のコロナ状況、花見で集えない春がやってきました。 桜は変わらずきれいに花をつけていましたが、 3/29季節外れのの雪か降り積もり、氷漬けとなりました。 この後、異例の事態は続くことになります。 そんなコロナ渦、 愛犬のいちと姪っ子を見つめながら、過ごした日々を綴ります。」 買ってもらったキャメル色のランドセルを背負えないまま、小学1年生になった姪っ子のめーたん。 ようやく入学式が行われ、普通に登校できるようになったのはGW明け。 木全氏は、ずっと愛犬・いちと姪っ子・めーたんを側で見つめ続け、写真におさめ、zineを作り続けている。 成長していくめーたんと、その成長を見守るいち。(と木全氏) 何気ない日々が本当に愛おしい。 いちとめーたんの日々が、いつまでも変わらず続いていくことを祈りたくなる1冊。 A5スクエア48ページ 1,200円
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キノコノモリ / No.1 早苗 久美子
¥500
-ここは不思議の森 朝霧に包まれて進めば 森の住人がお出迎え- 誘われるようにページをめくる。 そこはキノコたちが暮らす小さな王国。 足元の草陰や倒木など、森の家に暮らす住人たちが主人公だ。 フリンジをつけているようなおしゃれなキノコや、 白くてとげとげのヘルメットをかぶったキノコなど(これは食べちゃあかんやつ) キノコの個性はそのまま人間界のそれのように思えてきてほんわかする。 キノコたちに誘われ、彼らが暮らす王国をめざして、森の中を歩いているような気持ちになるかわいい一冊。 A6サイズ、32ページ 500円
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壺中日月長 / No.29 Mayumi Nakamura
¥1,200
SOLD OUT
「壺中日月長」という言葉を、まず調べた。 「こちゅうにちげつながし」と読むそうで、「壺中」というのは、壺の中の世界のことで、ごく限られた、小さな世界を意味する。 そして「日月長」とは、非常に穏やかな、のんびりとした時間がいつまでも流れているということで、この句は、壺のように小さな世界でも、平和に日が送れるという意味だそうだ。 -ぼんやりと過ぎる時間も 足早に過ぎる時間も シャッターを切った一瞬で止まってしまう いつか聞いたクロノスタシスというのに どことなく似ている気がする。ー 遠出ができなくなった昨今。 家と近所だけの小さな世界で1日が終わる日々でも、何かを見て、感じ、写真を撮る。 Nakamura氏がいつか見たものたちが、淡々とそこにある。 15×15cm 14ページ 1,200円
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人魚 白と黒の肖像 / No.26 yuka
¥600
ー代償がある、願いには。 美しい歌声に誘われ、森の奥深くで出会った”人魚”と”僕”の物語。 人魚の身にやがて異変が起こる。 願いには代償が必要だ。 彼女を決して泡にはさせない。 泡になってしまう人魚を救うにはー。 ポートレート作品がストーリー仕立てで展開されるzine。 A6縦 22ページ 600円
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旅と山と、vol.4 / No.0 saorin
¥800
旅と山の写真案内サイト「畔の窓」のアナログ版小冊子「旅と山と、」です。 畔の窓→http://mado.fotori.net/ vol.4の特集は、ベトナムのサパ・バックハー日曜市と、天上の庭のような雲ノ平。 vol.3の猫に引き続き、vol.4は「世界は犬が歩いてる」ということで、サブテーマは犬。 ベトナムに限らず、世界で見かけた自由な犬たちを収録。 また、天国のように美しい雲ノ平の写真も掲載しています。 毎号のレギュラー連載、今日の山ごはん、手ぬぐいコレクション、心の山小屋など、旅と山好きな人にぜひ手に取ってもらいたいシリーズです。 B6サイズ、42p 「旅と山と、」その他の号はこちら https://honbafotori.thebase.in/categories/3114195
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変わる日常 変わらない風景 / No.9 masa*
¥1,200
RICOH AUTOHALFというハーフフィルムカメラで撮られた淡々とした日常。 けれども、2020年に撮られたということに意味がある。 モノクロームで振り返る日常は、いつもと少し違う特別なフィルターがかかるのかもしれない。 表紙の、ネガフィルムをそのまま焼き付けたようなデザインも素敵な作品だ。 ---------------------------------------------------------- 一変してしまった日常の中 いつもと変わらない風景が 少しだけ安心させてくれた だれもいない学校 のびたままの植物 実際にはいつもと違う風景だけど いつも以上にキラキラして見えた Camera … RICOH AUTOHALF Film … Lomography Lady Grey B&W 400 B6サイズ縦、28ページ、1200円
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わるいゆめ / No.4 moritani kazusuke
¥2,500
SOLD OUT
moritani氏の夜の写真は魅力的だ。 ページをめくっていると自分もmoritani氏の写真の世界の中に入り込み、出口のない迷路をさまよっているような気持ちになる。 けれども、夜の中にも光はある。悪い夢にも希望は見出せる。 闇の中の光は、とても妖しく、そして美しい。 ------------------------------- 今年も生まれ育った町を歩いた。ここにあまりいい思い出はない。 歩いていると今目の前に見えているものは現実感が伴わなくなって、まるで時間なんか意味を持たないように過去の記憶と現在が並行しているように感じてくる。 これが悪い夢なら程よいところで醒めてくれるのだが残念なことに夢じゃないので醒めることはない。 仕方がないのでこの感覚が抜けるところまで歩いていく。 A4版横、34ページ 2,500円
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波照間 / No.36 松田 敏晴
¥1,650
日本最南端の島・波照間島に、昔私も訪れたことがある。 どこまでも広がるさとうきび畑、のんびり草を食む放し飼いの山羊たち、空を埋め尽くすほどの満天の星と天の川、そして、ふらふら自転車で巡っていた私を家に招き寄せて話をする気さくな島民たち。 この島を旅した記憶が、松田氏のモノクロ写真で一気によみがえった。 波照間島で暮らす人々の生き生きとした表情が印象的だ。 ---------------------------------------------- 「次、いつ来るの?」が島で出会った人たちとの合い言葉。 一度訪れると何度も足を運びたくなる魅力は何なのか。 きっかけは「行くなら最南端の島に行こう」 ただそれだけでした。 この島には昔からの神行事や 原始的な風景が残っています。 広大なさとうきび畑、美しい静かな海、 赤瓦屋根の集落。 それらの風景はどこか懐かしく、 時に少し寂しげな表情を見せます。 ― 次、いつ来るの? ---------------------------------------------- A4サイズ 104ページ 1,650円 -------------------------------
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2020 / No.15 木全 裕美
¥1,000
2020年という年は、稀有な1年だったと思う。おそらく誰に質問しても、皆同じように答えるだろう。今年は本当にいつもと違う、特別な年だったと。 けれども、感染症の流行という時事はあれど、見ている景色は違うのだろうか。 木全氏のこの1冊を眺めていると、いつもと違う毎日のようでいて、日々過ごす時間と見ているものは何も変わらない。そう思えてくる。そして、そう思えることに勇気をもらえる。 変わることと変わらないこと。 世間に翻弄されず、1歩ずつ歩いていけばいい。そんな風に思える1冊だ。 ------------------------------- (木全氏コメントより抜粋) 世の中が突然STOPしてしまった様な出来事が起こりました。 --中略-- これからどうなるのだろう?? その答えは誰にもわかりません。 GWの休日、ふと外を見やると、ベランダの植物は春の花を咲かせていて、前日の雨つぶと共にまぶしく光っていました。 それから、、、 「ああ、季節は廻っているんだ。自然は止まることなく生きている。」 「何も変わっていないじゃないか。」 そう、強く感じたのでした。 それから、少しずつ撮れるときにシャッターを切っていきました。 私自身の2020年としてまとめたのが、このたびの作品です。 ファインダーを通して見ている私の景色も、変わることがなかったのだと安堵しながら。 15×15cm、34ページ 1000円